マカロニアンモナイト
webマガジン「マカロニアンモナイト」月刊特集
『元祖!パラダイス山元指南』-マン盆栽-


文・写真/河野朝子  写真協力/SME Record・芸文社

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2000年1月掲載


■お正月にふさわしいマン盆栽

 そういえば私は午前中から連絡が取れるミュージシャン、というものにはじめて会ったような気がする。なんたって朝9時である。朝のワイドショーが終わったから寝ます、というワケじゃないのだ(そう言う人は実在します)。それはやはり、盆栽に水やったりするためですか?「いや別にそういうワケじゃないですよ、あっはっは」と山元さん。とは言え相手は植物。水やりはとても重要である。「夏だと一日2回は必要ですね」特に山元さんのマン盆栽には苔が効果的に使われているため、日なたに起きっぱなしは厳禁、水が切れたら苔が死んでしまうのだ。

 てなワケで山元家の盆栽(マン盆栽の素)はちょっとジメっとした日陰に並べられていた。そういうところにはいろいろな生き物がやってくる。ふっふっふ。

 今回はお正月にふさわしいマン盆栽、松である。絵に描いたような松が鉢に植えられている。「近所のホームセンターで枯れかけていた黒松を買ってきて再生させただけなんですけどね」松の濃厚な緑色を見ているととてもそうは思えない。

「これもこうして枯れた葉っぱをとってやります」松葉の中に手を突っ込むのはかなり痛いので刷毛ではらえなかったところはピンセットで取り除いてやったりもする。そして地面(?)のお掃除だ。

 清掃終了後、山元さんが取りだした何気ないプラスチックの瓶。ふたを取ると中身を松の地面に撒き始めた。白い、粒の大きな顆粒状の物が松のまわりを覆っていく。それはなんでしょう?「建築模型なんか作るときに使うものです」おぉ!なんだかすごい創意工夫だ!これで松のまわりは立派な雪景色になってしまったんである。

 さてフィギュアの設置である。まず熊が一匹。雪の上に立つ。そこに集まる野次馬。カメラを構えた人も来れば、スキーヤーも集まってくる。群衆を制止する人も現れた。熊が出たんですね!「これからです」え?と思っていると山元さんはそのへんの鉢の下のコンクリートの上をゴソゴソ「さっきはこのへんにいたんだけどなぁ、あ!いたいた」そこにいたのはナメクジだ。ナメクジをピンセットでつまむと熊の前に置いた。「さぁ!闘え!」


巨大ナメクジ怪獣現る!

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このくらい困った表情をして作業することが大切



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枯れ葉結構あります



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雪だ!雪だ!
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