webマガジン「マカロニアンモナイト」
月刊特集
『水没写真を撮ろう!』-前編-

構成・写真/マカロニ・アンモナイト編集部

2000年6月掲載



§水の中は危険がいっぱい§

 さて、水中写真といってもいろいろある。いちばん高度なものは、カメラ店よりもダイビングショップと縁が深そうな機材を駆使したもの。もともと水中で使うことを前提に設計されたカメラで撮るので失敗は少ない(と思われる)反面、特殊機材ゆえに一般性に欠けるという恨みが残る。

 もう少し身近なやり方としては、通常のカメラ機材を『水中ハウジング』という箱に入れてしまう方法がある。別段水の中で家を建てるわけではない(つまらない洒落ですみません)。ご存知の方も多いと思うが、このハウジングはカメラの機種ごとに発売されている専用品で、値段も廉価版の一眼レフが買えるほどのものだ。

 こうした特殊機材の活用は、年の大半を水に浸かって過ごす方ならすぐに元がとれるだろうけど、「夏だから水の中で写真が撮りたい」程度の発想で写真を楽しむビギナーにはハッキリ言って不向きである。年に数回のスノーボード行のためにウェアからルーフキャリアまで揃えてしまうのといい勝負、「アンモ見てやってみたけど面白くなかった」と笑って済ませるには洒落にならない出費が必要なのだ。

 もちろん、本格的な機材が使えるならそれに越したことはない。何と言ってもカメラは精密機械、メカとエレキと光学部品のかたまりである。雨に濡れただけでも故障の原因になるのだから、ちょっとした浸水がトラブルを引き起こす恐れは大いにある。特集のタイトルは悪い冗談だけど、「アンモ見てやってみたら愛機が水没した」ではもっと洒落にならない。撮影に際してはくれぐれも注意して、個人の責任のもとに楽しんでいただくようお願いしたいのである。

 というわけで、前編は『水中写真・お試し版』。なるべく簡単な仕掛けで楽しめるやり方を考えてみることにした。

 

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水上の木立ちとハトを水中から撮る。光の波長が空気中と異なるためか、普通のレンズでも盛大に色収差が出る。ピンホール写真のように不思議な雰囲気。





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日比谷公園でいちばん大きい噴水、そのなも『大噴水』(笑)。この池の水はそれなりの透明度を保っているけど、水中ではよほど透明度が高くない限り数メートル先も見えない。このあたりに水中写真のコツがありそうだ。



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マカロニ・アンモナイト編集部