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酒飲みのロクロ体験記−後編−
文・写真/因幡也寸人(いなば・やすひと)
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§気持ちの良い空間と
陶器に触れる『きらら館』§さてさて、これだけの数の陶芸家がいたら彼等の作品を我々はどうやって見たり手に入れたりするのか、心配にもなる。焼きもの通り(国道355号線)をクルマで走っていると窯元の直営店は目にするのだが、笠間焼総合展示場みたいな大規模なものは見当たらない。ま、そんなものは無くていいか。
『笠間工芸の丘』のある『芸術の森公園』の近くにガラス張りで他の店鋪とは趣の違う明るい建物を発見。さっそく寄り道をしてみることにした。一歩店内に踏み込むといっぱいに陽が差し込んで心地よい。天井が高く抜けて、所々に掲げられたショップフラッグが空間の広さを強調している。その空間に個性豊かな作品が整然と並べられているのだ。これが『きらら館』。なるほど太陽きららである。
厚かましくもオーナーの岡部登志子さんに話しを聞いてみた。
---他のお店とは雰囲気が違いますね。
「そうですか。こんな遊びのある空間に主婦の感覚で選んだ陶器を揃えたかったんですよ」
---岡部さんは主婦でオーナーさんなんですね?
「ええ、この近くに窯もありますけど」
---作家さんでもあるんですか?
「はい。陶芸歴は20年以上になりますね。10年ちょっと前に『きらら工房』という自分の窯も作りました」
---こちらは岡部さんの作品だけを扱っているわけじゃないですよね。
「同じ作る立場の者として、笠間の作品をたくさんの皆さんに知ってもらいたいですから」
岡部さんは趣味で始めた陶芸が高じて作家になったという。生活を豊かに充たしてくれる温もりのある食器づくりをポリシーに、『きらら館』ではネットワークを通じ、ネットワークを通じ、益子も含め、常時300名の作家の作品を展示している。月代わりで一人の作家を取り上げる特集コーナーもあって、訪れるお客さんにとっては、とってもうれしいスペースといえる。
「笠間は自由でバラエティに富んだ作風の陶芸家の多いところです。だから良いものをどんどん紹介していきたい。それが笠間がもっと陶芸の里として盛んになっていくことになると思うんです」
こういう岡部さんの言葉は、いかにも排他的ではない新しい笠間を象徴しているようだった。話しを伺っている間にも何人もの作家が作品を持ち込み、楽しそうに話をしていく姿が印象的だった。
『 きらら館』
〒309-1611
茨城県笠間市笠間2258-1
TEL:0296-72-3109
FAX:0296-72-7109
営業時間10:00〜18:00
定休日:年末・年始
岡部さんの作ったオリジナルブランド
店内には常時300名の作家の作品が用意されている
岡部さんは作家としても活躍中。
東京・自由が丘にもギャラリーショップがある
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マカロニ・アンモナイト編集部