酒飲みのロクロ体験記−後編−

 文・写真/因幡也寸人(いなば・やすひと)



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§さあっロクロ体験、後半だ(2)§

【8】施釉

 素焼した器に釉薬を掛けます。ここではロクロで挽き終わったところで好みの釉薬を選ぶことができます。(飲ンべぇは肉厚の皿を鉄赤に、繊細(と自分で思っている)な方は白萩という色を選びました。)
 実は色選びも楽しい作業のひとつなんです。

【9】本焼成

 1250度で約15時間焼いて、完成です。

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 完成したお皿を手にした瞬間、「?」が駆け巡った。これは自分が作ったものじゃない、こんなに小さくはないぞ。素直に担当の方に尋ねてみる。
「そうなんです。焼いている内に縮んでしまうんですよ。普通は1割くらい小さくなって焼き上がります。特に笠間の土は赤土で収縮率が高いですから、もっと小さくなるかも知れません」
 そうなんだ、挽き上がりのサイズで出来ると思っていたのが違っていた。20cmの皿は使い回しが効くなんて勝手に思っていたが焼き上がったら、17、8cmになっていた。おまけに色がついているので、まるで「この子は私の子じゃない」の印象を受けるのだ。
 しかし手に取りシゲシゲと見つめてみると、間違い無く自分で作ったというのが分かる。いろんなところに癖が出ているのだ。その時、他人が見たら、変? って写ってるだろうな、親バカってこいういうことだろうな。ブツブツいいながらも顔がニヤケている自分がいた。


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焼き上がりをイメージして釉薬の色を選ぶ

 


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その釉薬は工房ではこんなポリバケツに入っている


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釉薬掛けは表は流し掛け、裏面はそのまま浸して掛ける


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2枚の皿に釉薬が掛かった。
焼き上がりサンプルとは違う色だ


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いよいよ窯に入れられ、焼きに入る


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で、長い間焼かれて出てくると、こんな状態に変身している



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