マカロニアンモナイト
webマガジン「マカロニアンモナイト」月刊特集
『ひんやり熱いガラスの話』-後編-


取材・文・写真/中山慶太
1 2 3 4 5 6 7 1997年7月掲載


 というわけで、絶滅寸前の伝統芸にまみえようという取材者の魂胆は、すっかり当てが外れてしまった。ここ江戸川区の一角で、江戸風鈴は元気だし、伝統の技もぴかぴかだ。しかもしっかり進化している。ハイテクとは無縁の世界の住人と思った篠原さんだが、ホームページの取材、と言うと

「あ、うちのパソコンはまだインターネットに接続してないんですよ。早くやらないとこの記事も見れませんね」と明るく笑われた。

 取材を終えて外に出ると、台風はもう通過したようだったが、篠原さんのクルマで最寄りの駅まで送っていただいた。別れ際に手を振る篠原さんは、ごく普通の下町のお兄さん、という感じだ。こちらが勝手に期待していた頑固一徹・老職人像は裏切られたけれど、工房でTシャツに黒の前垂れを纏った篠原さんの立ち居振る舞いには、凛としたたたずまいがあった。うん、職人はやっぱりカッコイイ。






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・サイズは20種類、柄もオーダーできる
月刊特集「ひんやり熱いガラスの話」

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●耳寄りな情報:
 篠原風鈴本舗では、毎年8月末に一般公開日を設け、工房を一般に公開している。この日は手吹きや絵付けも体験できる。風鈴づくりをもっと一般の人に知ってもらいたい、と数年前からはじめたそうだ。だいたい8月の第4日曜あたりに催されるので、興味のある向きは下記まで直接電話してスケジュールを確認されたい。なお、電話はくれぐれも日中の時間帯に。
篠原風鈴本舗:03-3670-2512



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