アンモナイト針穴写真館
 『ピンホール夢幻』
(前編)

 文・写真/中山慶太(マカロニアンモナイト編集部)


--とりあえず針穴をあけてみよう--
 理屈はさておき、とにかく針穴写真を撮ってみたい、という方のために。もっとも簡単で失敗のない方法を紹介しておこう。手持ちの一眼レフのボディキャップのセンターに穴を開けるのである。プラスチック製のキャップならドリルで簡単に穴が開く。穴の直径は1mm程度が開けやすいと思う。これをボディにはめるだけでオッケー、というお手軽コースだ。ただし実際の撮影にはいろいろとお約束があって、この件は後述。
 さて、もう少し本格的にチャレンジしたいという向きには、小口径ピンホールの自作をすすめたい。ボディキャップではどうしても穴の直径と厚みに制約があって、ピンホールならではの画質を得るのが難しいからだ。用意するのは缶ビール(未成年の方の飲酒はご法度です)、まち針、紙やすりなど、これも充分にお手軽である。
 最初にアルミ缶をはさみで展開してアルミ板にする。実はアルミ缶なら何でも良い。板はそのままではカールしてしまうから、逆巻きにするなどして適当に平らにする。この板を針先でつついて穴を開ける。アルミは軟らかいので作業は難しくない。穴の直径は0.3mmを目安にする。針穴の直径がコンマ2ミリと3ミリ でどう違うか。撮影のうえではフォボスとダイモスほども違うのだが、この件も後述。
 さて、たくさん穴が開いたらかたっぱしからルーペでチェックして、穴のサイズと真円度が芳しいものを採用しよう。これに紙やすり(800番程度の耐水ペー パーが良い)をかけて穴の周辺を研摩し、バリを取る。最後に太いマジックで黒く塗って、適当なサイズに切り出して完成。これを前述のボディキャップに両面テープで接着する。

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針穴は適当な間隔でたくさん開けておく


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耐水ペーパーを指に巻きつけ、穴の周辺をせっせと研ぐ



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