『アートTシャツで秋はオシャレなのだ』
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前編

 文・写真/河野朝子


●ある日、マカロニアンモナイト編集との
 会話。

 編集:10月からのヴィジュアルスタジオは若いモンの間で流行ってる物をアンモ風に捉えた企画にしたいんだけど。

河野:今ハヤリって言うとやっぱしタトゥーですかね。私、入れたいんですよ、この、か細い二の腕にシャチがジャンプしてる図柄とか、アンモの予算で。

編集:(遠い目)

河野:柴山さんの肩にスミ入れて「えぇい、この桜吹雪が目に入らぬかぁ!」とかやればまた柴山さんのエッチな写真も撮れますよ。

編集:(ますます遠い目)

河野:うう、じゃぁ、ピアシングはどうでしょう。ヘソとか×××とかにピアスをするのが流行ってるんですけどぉ。

編集:(どんどん遠い目)

河野:せっかく人が親からもらった我が身を犠牲にして体当たりな企画を出してるってのになぁ。んじゃですねぇ、アートTシャツってのはどうでしょうか。

編集:そりゃパリの美術館とかでよく売ってる絵画のプリント物?そんなことしてどうするの。

河野:あ、やだなぁ。アート系のTシャツって言ったらデザイン専門誌でさえ特集を割くくらい、このごろのハヤリだってぇのに。最近のワケーもんの着てるTシャツにちょっとした異変があるのに気がつきません?何となくメッセージがあるようなないような、それでいてちょっぴり凝ったプリント物とかが多いじゃないですか。

編集:そういえば最近ポロシャツ着てる若者は見かけないっちゃ見かけないなぁ。

河野:で、ですね。レイヴやテクノのイヴェントに行くとぱっと見ただけで少なくとも10人はそこんちのTシャツ来てる若者がいる、ってくらい先鋭的な仕事してるLumpy Gravy IIってブランドのTシャツ職人とならコンタクト取れますよ。今私が着てるTシャツもそこの秋の新作です。

編集:おぉ。いつもは年甲斐もないキャラクター物とかベイスターズTシャツとかなのに今日はオシャレだね。それってプリント?

河野:いえ、手描きです。一枚一枚が手描きでふたつとして同じ物がないってのも売りなんです、多分。ここんちに取材に行っていろいろ手作りアートTシャツの作り方とか教えてもらうってのはどうでしょう。

編集:なんだ、ちゃんとしたネタがあるんじゃない、最初っから言ってよ。誰もキミのぶっとい二の腕とか、三段腹に埋もれたヘソとか見たくないっての。せいぜい、実は顔面修正バキバキのイラン人コスプレくらいにしといてくんないかね。

河野:あ、そんなこと言ってるとPosteriに「河野さんのセクシーなタトゥー姿が見たいです」とか「ナオミ・キャンベルのようなヘソピアスが見たいです」とか言うメールが続々来ちゃいますよ。

編集:だーめだめ!そんな冷やかしが万が一来たとしたって、マカロニアンモナイトは一応良識ある大人のWebマガジンなんだから。あ、そうだ。そんなたわけたこと言ってるヒマがあったらそのTシャツ屋さんで読者プレゼント用に何枚か作ってもらってきて。

河野:へーい(ぶつぶつ)。

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「秋の新作でございます」



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