「週休六日のススメ」
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 イラスト・写真・文/福山庸治

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め切りが差し迫っても、出来るだけフィットネス・クラブに行って泳ぐようにしている。とはいえ、ただ泳いでいるだけでは時間がもったいないような気がするので、仕事のアイディアを考えながら泳ごうとするのだが、なぜか良いアイディアが浮かんだためしがない。

 そこで先日、泳いでいる間、自分の脳はいったい何を考えているか? ということに注意しながら泳いでみた。
 結論を先に言えば、ずっと数を数えているだけだった。そう、片道のストローク数と、プールを往復した数ばかり数えているのである。実に、何にも考えてないのだ。もちろん、絶えず雑念は生じている。しかし、その雑念が、よいアイディアに結びつく前に、いつの間にか数を数えてしまっているのだ。

 要するに、数を数えるからいけないのである。それさえ止めれば、もしかしたら、体力増強をしながら、良いアイディアに行き着くかもしれないのだ。
 そこで、トレーニングの目安を何往復したかではなく、何分泳いだかに切り替えることにした。これなら、たまに時計を見るだけですむし、几帳面な数のカウントから解放されて、悠々とアイディアを練ることに集中出来るはずだ。
 そう思って泳ぎ始めたところ、いつの間にか、やはり数を数えていることに気が付いた。数は数でも、秒数を数えているのである。


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