世界マンボ紀行

文・写真提供/パラダイス山元

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107.気が抜ける瞬間
 メジャーでデビューということの意味を、改めて考えるきっかけになるのが、増えるいっぽうの営業の依頼だ。元々マンボボーイズは、メジャーデビュー前から営業には強かった。しかしそのほとんどは、いわゆる関係者の紹介とか、お友達のヨコのつながりとかがほとんどで、見ず知らずの人から電話をもらうということは無かったのだった。それがアルバム一枚出すだけで、全国津々浦々のこっちが知らない人から、商店街の催しだの、イベントの客寄せなどの出演の依頼がくるようになったのだった。ありがたいといえばそれまでなのだが、これがとっても面倒くさく感じられることもしばしばであった。ほとんどアドリブで、アッという間に終わるような特設ステージのイベントとかで、台本50ページ、入念な電話・FAXによる打ち合わせ、当日5時間前入りで音響チェック、ステージ上でのリハーサル、控え室に戻っての出演者+スタッフの本番前最終打ち合わせ〜それでもって本番時間20分少々なんていう時には、どっと疲れがでるのであった。「20分好きなようにやって下さい!」という方が、よっぽど面白かったのに・・・と後で感じるようなつまらない台本をそのとおりに演じたときのむなしさといったらなかったのだった。「〜女性アナのきっかけで、会場の観客にむかって、パラダイス山元おもわずアーーーーッ、うっ!と叫びながらズッコケるふりをしながら上手へハケ。」なんていうのを読むと、体全身から気が抜けていくようであった。


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