「週休六日のススメ」
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 イラスト・写真・文/福山庸治

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の「週休六日のススメ」を書き始めた頃は、本当に週休六日だったのだが、この仕事で少し時間がなくなり、これとは別の新たな仕事で、更に時間を奪われるようになって、すっかり週休が減ってしまった。

 仕事が間断なくあると、楽は楽である。まったく仕事にありつけず、明日の自分に不安を覚えているよりは、格段に楽だ。義理関係のつき合いを断るにも楽だし、何かにつけ、忙しさを理由に言い訳が出来る。同じ言い訳するにも、「金がなくて……」と頭を下げるよりは、たぶん自信ありげに言えるはずだ。自分がなにがしか評価され、社会参加出来ているという安心感がそうさせる。たとえ、幻想にせよだ。仕事がないと、その幻想が持ちにくい。

 でもって、仕事さえしていれば、なんとなく安心するようになり、その快適環境維持が、半ば目的化していく。その度が過ぎてしまうと、いわゆるワーカホリックってヤツである。ハッキリ言って、それは依存症ってことだ。仕事が切れると、禁断症状が出て、不安が強く襲うようになる。

 禁断症状が出たら、とにかく仕事を“打つ”しかない。
 だが、今のこの日本のご時勢では、その仕事がなかなか手に入らない。そもそも仕事の末端価格が高騰していて、ちょっとやそっとでは買えなくなってしまっている。ちょっと前だったら、繁華街を歩いていれば、いくらでも手に入ったものだが、今は余程のコネがないと無理だ。

 だけど、そこのニイさんネエさん、俺なら安く仕事を売ってあげられるぜ。べた塗り、修正、トーン貼り、一応何でも仕事は揃ってる。どれが欲しい? そうだな、強いのはトーンだな。ページ1万5千ってとこかな。法外だ? だったらよそ行きな。ウチは決して高かねえはずだぜ。そうか、じゃあ、こっちの机でやってくれ。おっと、前金だよ、ふざけちゃいけねえ。


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