世界マンボ紀行

文・写真提供/パラダイス山元

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122.歌手デビュー決定!

 何度唄っても、どう足掻いても全然歌はウマくならなかったのだった。というより、練習すればするほどますますヘタクソになってくる。それは私だけでのことではなかった。G氏もY氏も唄えば唄うほどヘタになっている。しかし、どうする手立てもなかったのだった。自分達の演奏するフルバンド編成の豪華なオリジナルカラオケで練習しているにもかかわらず、へどが出そうなくらいヘタな歌を唄いまくる3人…。人里遠く離れた雪山の中に閉じこもっている我々は、己の歌のヘタクソさかげんにいいかげん辟易として、完全に行き詰まっていた。一度冷静になるため、最初に録ったテイクを聞き返してみることにした。「………うーん、上手だ!全然ウマイじゃん!これでいこう、これで!な〜んだ一番最初のがやっぱりイイじゃない!イイよ、これでいこう、なんの問題もない。」というディレクターの言葉に、大きな疑問を感じつつも「そうですかぁー、じゃそういうことで…」と開き直ってしまった我々3人は、結局ここで試合途中放棄。そう、ヘッタクソな記念すべきファーストテイクが、そのままシングルカット、そしてアルバムに収録されることになってしまったのだ。言い方を替えると「ワンテイクオーケー」であったのである。


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