世界マンボ紀行

文・写真提供/パラダイス山元

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 ラジオ生本番中に
  餃子作りに熱中する筆者をチェキ!

 

125.いざ札幌

 客は、はんぱじゃなくパンパンに入っていた。チエコビューティーの心地好いレゲエのビートに客が、おもちゃの「サボテンロック」のように揺れているのが、ステージの袖から見えていた。父も、母もこの中の何処かに見に来ているかと思うと、ちょっとめいってしまった。両親はともに、自動車会社のカーデザイナーを辞めてまでの音楽活動突入には、猛反対であった。せっかく苦労して、親からしてみれば二浪までさせて美術系大学に進学させて、なぜ音楽なのか?なぜマンボなのか?これからの暮らしはどーなるんだ?と、ずいぶん心配してくれていたのだった。そんなこんなで、インチキかつ卑猥なマンボボーイズのステージを最初から両親に見てもらおうなんて、これっぽっちも思っていなかった。しかし電車の中吊りにまで出ていてしまっては、隠してもムダであった。潔く、こんなことをやっています、と開き直ってみようというのが本音だった。親からすればミュージシャンなんて○○○○な奴だとか、△△△△な仕事と思っているわけで、だからといってライブを見せたらますます悲観されてしまうのはわかっていたのだが、これ以上ウソついてやっているというのも精神衛生上よくなかったので、招待してしまったのであった。


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