「週休六日のススメ」
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 イラスト・写真・文/福山庸治

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わか庭師の庭・二話目。

 砂利のカーペットが敷き詰められた三坪半の庭の端っこには、ニラと大葉シソの種を撒いてみた。僕は畑で野菜を作るのは初めてではない。が、園芸は下手である。鉢モノはことごとく枯らすし、どんな野菜を作っても、見事に盆栽仕立てにしてきた。僕がタネを撒いて作ったカブやチンゲンサイなど、1/3スケール(体積にしたら1/27?)のミニチュアと言ってよく、十把ひとからげにしても、プロが作った市販品の一株に遠く及ばない。

 素人とはいえ、何を作っても大きく立派に作る人がいるから、単に知識や技術といった面以外に、園芸に向く性格というのがあるのだろう。それでいくと、僕はたぶん向いてないのだと思う。園芸作業に対し、自分がどういう行動をとっているか考えてみるに、好奇心だけは異様に強い反面、思いつきだけで動く傾向が顕著で、計画性に乏しく、作業が雑でいい加減、マニュアルをすっ飛ばし、水やりをすぐ忘れ、時間も不規則でデタラメといった感じなのである。まるでマンガ家としての僕の在り方そのものだが、これではマンガならどうにか出来ても、作物はきちんと育つわけがない。


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