世界マンボ紀行

文・写真提供/パラダイス山元

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 日夜マラカスの練習に励む筆者をチェキ!

 

129.「南国の夜」録音

 古い音源に、新しく自分たちのパーカッションを足してCDにして出してしまおうなどという、詐欺師のような行為に対しても、テイチクのディレクターは寛容だった。というよりむしろ実に協力的であった。面倒な権利関係の調整や、技術的な問題もGディレクターはてきぱきとこなす。問題は、元の音と新しく録音するパーカッションのバランスだ。ただ昔の人と一緒に演奏しているようにするのは、むしろ簡単なことで、いかに自分たちが目立って、なおも歌手の唄声をひきたてるかというのが難しかった。パーカッションだけではなく、ベースやドラムなど、足してよくなるものはなんでも足した。そうこうするうちに、バッキー白片さんとの幻の共演や、これまで聴いたこともなかった重低音が効いた昔の音源が次々と甦ってきたのだった。なかでも、田代みどりさんの「島のタムレ」の出来は最高だった。うすっぺらな感じの、ほんわかムードの原曲が、パーカッションが炸裂する物凄い迫力のビートになり、それに伴うかのように唄が弾けまくって…といいつつも、唄には手をつけていないのに、なんだか唄まで新しく録り直したかのような、まったく違う曲になってしまい驚いてしまったのだった。


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