「週休六日のススメ」
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 イラスト・写真・文/福山庸治

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起きて、布団に横になったままTVを見ていたら、屋根一面を特殊なプラスチックの下地で被い、そこに園芸に使う赤玉土を敷き詰め、苔の一種を繁茂させるという住宅を紹介していた。かやぶき屋根と同様、断熱効果が抜群らしく、冬は暖かく夏は涼しいという。もちろん、屋根には防水シートを施してあるから、雨漏りや湿気の心配はなさそうだ。ドイツ(だったか?)の住宅に多いらしい。

 ご都合主義の似非エコロジストである僕は、この屋根が大変気に入った。
 今すぐにでも業者に電話して、屋根を葺きかえてもらいたいくらいだが、いかんせん、アパート住まいでは、勝手に改造するわけにもいかない。いずれ中古住宅でも手に入れ、そしてその家の屋根の断熱効果が貧しいものだったら、是非この屋根に葺きかえたいと思うが、その頃まで、この屋根のことを覚えているかどうか。

 しかし、屋根が天然の緑に被われているなんて素敵じゃないか。まさに週休六日人のために開発されたような家だと思う。もちろん、見てくればかりではなく、ささやかながら、地球全体の砂漠化や温暖化現象の防止にも一役買うだろう。人間だけが異常に繁殖し、どこへ行ってもヒト科ヒト属の生き物ばかりになってしまった惑星地球の、その人間の住む家の屋根を緑化しただけでも、膨大な面積の緑が生まれるに違いない。


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