「週休六日のススメ」
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 イラスト・写真・文/福山庸治

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の額のような……

 ……と言うが、いったいどこからどこまでが額なんだか?
 人間の場合だと、とりあえず眉毛の上から、頭髪の生え際までということになるだろうが、全身毛に覆われた猫には、該当箇所に生え際など見当たらないから、額と呼べる範囲を特定することは大変難しいように思う。しかし、考えてみれば、その難しさは、生え際を失って久しい禿げ頭の場合も同じなのであって、何も猫に特有なものではないのである。

 要するに、生え際を基準にするから、問題が生じるのだ。では、何を基準にしたら、額の範囲を特定出来るのか。ある人は、ミミズのような三本皺が作れる範囲がそうだと言うが、となると、皺のない人は額を失ってしまうことになる。これまで当たり前のようにあったものを、突然「ない」とされたら、当然人はビックリするだろうし、場合によっては、思ってもみない苦悩を背負い込むことにもなりかねない。そうなると、もはや人権問題である。

 ……というような話をしようとしたのではなかった。
「猫の額のような庭で作る野菜−−−」、と書こうとしたら、つい猫の額という語句に引っかかってしまって大きく脱線してしまった。そう、野菜作りは採算性について書こうとしたのだった。


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