「週休六日のススメ」
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 イラスト・写真・文/福山庸治

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にとって、猫額庭に於ける野菜作りは決して趣味ではなく、実利を目論んで始めたものである。眺めるだけで、食べられない花を育てることには、ほとんど興味が湧かないから、根っこに貧乏根性が果てしなくあるのかもしれない。

 が、実利を目論むものの、その採算性となるといささか問題で、鋤やシャベルや軍手やつっかい棒や道具箱など園芸用耐久消費財への初期投資はともかく、意外と苗や種代がバカにならず、そっちの投資分を回収できるかどうかは大いに怪しい。といっても、百円二百円の世界だが。なんせ猫の額しかない畑ゆえ、スケールメリットがまったくなく、種など余ってしょうがない。もったいないからといって、やたら多く撒けばいいというものでもないし、ましてご飯に振りかけて食べたり出来るようなシロモノでもない。種は買ったその年にしか発芽しないものもあり、時期を逸して一年を棒に振るリスクを考えれば、ケチって越年保存した種を使うのは、極めてギャンブル性が高いといえる。だから、仮に一袋二百円の種を買ってきても、猫額庭で使うのはほんのちょびっとなのだ。当然、採れる野菜もちょびっとになる。種代分を収穫するのも容易ではない


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