下野康史のホビー人間養成講座 第23回
『二馬力色のペンキで家を塗った話』
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文/下野康史

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 photo+imaging:keita nakayama

 

 

 

ルマの世界で、最近どんなボディカラーが流行っているのだろうか。バブルのころ、といっても、もう10年以上前の話だが、まるでたこ焼きみたいに新車がバカスカ売れたあの当時、圧倒的な人気色だったのは“白”だった。だが、いまはこれといった特定の人気カラーはないような気がする。トヨタ・ヴィッツ、bB、ホンダ・オデッセイ、スバル・レガシィ……と、いま売れているクルマを考えても、昔の「白いマークII」みたいな、そのクルマの代名詞になるような色はあまり浮かんでこない。適当にバラけている。けっこうなことじゃないかと思う。
 いままでに、僕は15台くらいのクルマを個人所有したけれど、そのなかでいちばん気に入っているボディカラーは、5年ほど前まで乗っていたシトロエン2CVの“水色”である。正式な色の名前は知らない。いわゆるフレンチブルーとは違う。もうちょっと灰色がかったような微妙な水色。2CVだから、もちろんメタリックなんか入っていないソリッドカラーだ。でも、これがすごく落ちついていてイイ色だった。


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