MIKAの部屋2 番外編
         

  text:k.nakayama

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 (C) mika ninagawa

 

 

 

 

 

§MIKAの部屋の外側(2)§

 このコーナーを受け持っていて楽しいのは、読者からのお便りがたくさん寄せられることだ。
 蜷川実花の写真への想いを綴ったメールを読むと、彼女の作品が同世代を中心に、幅広い層に支持されている様子がよくわかる。
 たくさんのメールの中には、質問も多い。いちばん目立つのが、彼女が使っている機材やフィルム、印画紙の銘柄を教えて欲しいというもの。これはできるだけ個別に答えるようにしている。次に多いのが、写真集はどこで買えるかというもの。書店で買えます。ビジュアルスタジオの特集『蜷川実花の世界』には彼女の全作品集(平成12年5月現在)の書名と画像見本、それに出版社名を掲載しているので、取り寄せの参考にしてください。
 なかなか答えられない質問もある。「どうすれば蜷川さんのような写真が撮れますか」というもの。これは難しい。テクニカルなデータを付けて欲しいという声もあるのだが、ひとつひとつの作品に技術的な解説をしたところで、似たような写真が撮れるわけではない。最近はいろいろな撮影技法を説いた技術書も発売されているので、あるいは参考になるかもしれない。
 そういえば、蜷川実花がこんなことを言っていた。南の島にロケに行くと、昼間はたいてい泳いでいる。夜は夜で街に遊びに行く。けっして写真を撮ることを中心にスケジュールを組まない。これはプライベートな旅行でも、依頼仕事(タレントの宣材撮影とか)でも変わらないそうだ。
 そんなペースで、ロケチームの人とかタレントのマネージャーとか、戸惑いませんか? と聞くと、でもあたしは他人を自分のペースに巻き込むのは得意だから、という。なるほど。
 彼女はそうして、「いちばんたいせつなのは、幸せになること」だとつぶやいた。気持ちよくファインダーを覗いて、シャッターを押して幸せな気持になることだという。 その方法は、いまのところどの参考書にも載っていない。

*実花さんの夏休みはこれでおしまい。
次号より復帰する予定です。プレゼントも
あるので、お楽しみに。


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