「週休六日のススメ」
       -60-

 イラスト・写真・文/福山庸治

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 

 


--->拡大表示

近、月刊誌への連載を始めた。
 実は、マンガ家になって以来、初めてである。
 週刊、隔週刊、隔月刊、季刊への連載はそれぞれ経験してきたが、不思議なことに、月刊連載だけは縁がなかった。ほとんどアシスタントを使わず、一人で描く僕には、月刊こそ最適のペースだと思うのだが、連載となると、なぜか週刊というハイペースを求められることがほとんどだった。

 一日に1ページしか描かなくても、三日で三歩、ひと月あれば30ページ描ける。今回依頼されたページは24ページだから、それだと24日、一日2ページ描いたら12日で一本上がる。まして、一日4ページだと、一本アップするのに、一週間掛からないのである。月刊は、なんと楽勝なことか。

 ところが、ところがである。
 実際には、原稿の半分以上を、締切直前のわずか一両日で、下書きに至っては、たったの三時間半で描いてしまう愚(というか快挙というか)を犯してしまうことになるのである。

 なぜ?
 なぜそうなってしまうのか?
 それまでに費やした膨大な時間は、いったい何だったのであろうか?

 編集者ならずとも、マンガ家自身が問いただしたくなるこの不可解。だが、それはそれで意味がまったくない時間でもない、というのがマンガ家の言い分(言い訳とも言う)である。でもって、次週はマンガ家に於ける締切の話の3。(1、2は以前書いた→Part33Part34


      <---Back   ... To be continued.  

 


Webmaster :
ammo@tokyo.fujifilm.co.jp
Copyright :
マカロニ・アンモナイト編集部