「週休六日のススメ」
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 イラスト・写真・文/福山庸治

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切の話の3。

 マンガ家は、なぜ締切を守れないか。
 おっと、「マンガ家」と一般名詞を使ってはまずかったか?
 実際には、締切をきちんと几帳面に守っているマンガ家のほうが多いだろうから、こんなところで仲間面しては申し訳ないな。ここは、マンガ家福山庸治はなぜ締切を守れないか、としておこう。あ、いや、たいてい辻褄は合わせているので、締切が守れていないわけではない。ただ、ちょっと先へ、いや、だいぶ先まで延ばしてしまうと、ま、そういうことである。

 マンガの連載の場合、各回一話完結式の読み切り連載と、さあ次号ではどうなる?式に、ケツを引きまくる長編型連載とがあるが、僕の場合、最近はもっぱら後者のほうを得意としている……というか、そうじゃないと駄々をこねることにしている。だって、毎回読み切りなんて、大変じゃないか。毎号、話をアタマから考えなければならないのである。昔、それを週刊やらゲストやらで、月に5〜7本ほどやっていたことがあるが、あの頃は、確か僕の呼吸は止まっていたはずだ。まして、僕のあの絵で描くのだ(って、知らない人には「どの絵だ?」か)。あんなハードなこと、生きている人間にやれるわけがない。

 マッキントッシュの専門誌・MACLIFEに描いている「雑記ンとっしゅ」は、毎回一話完結の読み切りだが、あれはわずか月に2ページである。ギリギリにアイディアを思いついても、半日でなんとかなってしまう。だが、24ページもあると、ギリギリに思いついたのでは、もう手遅れという場合が多いのだ。

 その手遅れ状態から描き始めるということを、どういう手違いか、いま毎月やっているのだが、これは早急に是正しなくてはいけない問題であることは最初に述べた。いや、述べてないか。とにかく、ページ当たりの所要時間を15分短縮してコストダウンをはかる……という問題ではなく、どうして、ギリギリからの発進になってしまうのか???? というのが先週からのテーマであるが、話が先週の終わりから全然進んでないな。しょうがない、来週は、きっちり進めよう。


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