MIKAの部屋2
        Vol.8

  蜷川実花×中山慶太

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 (C) mika ninagawa

 

 

 

 

 

§ニナミカ奇跡の島抜け作戦(2)§

―――種子島帰り、略して島帰りの実花さんです。

●MIKA:島帰りの入れ墨はしてません。

―――で、どうやって島抜けしたんですか。

●MIKA:死んだ振りをして。じゃなくて、とにかく最初に飛ぶ飛行機に乗れるようにあちこちに頼み込んだんですけど。

―――意外に普通ですね。頼んで乗れるんですか、そういうときって。 

●MIKA:あんまし大きな声でいえないけど、コネを総動員して。

―――実花さんって、そんなにコネがあったんですか?

●MIKA:(小声で)そうじゃなくって、だんなさまの方の。

―――そういえば、だんなさまの実家があるって言ってましたね。コムタさんのご先祖って、鉄砲鍛冶だったとか。

●MIKA:みんなおなじこと聞くけど、違います。

―――残念。それでコネはどうだったんですか。

●MIKA:けっきょくほとんど駄目でしたけど、なんか近所のオバサンの知り合いのコネみたいなのがあって(笑)。奇跡的に晴れ間をついて飛んだ飛行機に乗れたんですよ。

―――奇跡の脱出行ですか? なんだかアフリカで内戦が起きたみたいだなあ。

●MIKA:うん。けっきょくその日はその一本しか飛ばなくて。たいへんだったけど、持つべきものは頼れるだんなさまね。あ、あたしちょっと手を洗ってきます。

―――ううむ。僕ならそういうときは諦めちゃうけどなあ。台風は不可抗力だし、仕事も休めるし(と、独り言をぶつぶつ。ここでカレーが来る)

●MIKA:おまたせ。あれ? 中山さん、それあたしの。

―――(ライスの山を崩して、今まさにカレーを食べようとしたところでスプーンを止めて)えっ。そうだ、赤いのは実花さんのでしたね。

●MIKA:(皿を取り戻して)わあい。すぐに食べれるようになってる。

―――失礼しました。さいきんボケがひどくって。

●MIKA:やっぱり飲み過ぎですかねえ。

―――いえ。昔っから右と左はよく間違えたんですけどね。

●MIKA:食べ物の色まで間違えるようだと、けっこうヤバイかもですね。

―――……。


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