* 週刊フォトエッセイ *

「週休六日のススメ」
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 イラスト・写真・文/福山庸治 --->Back Number

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ころで、回転寿司の回転方向だが、どっち回りかご存じ?
 答えは、次週。

 ……と書いておきながら、先週それを書くのをすっかり忘れてしまった。
 これで先週先々週と、忘れた話が二週続いてしまった。

 忘れるといえば、コンサートの券を4枚も買っておきながら、当日、開演後一時間を過ぎたあたりで、「あっ」と気が付いたことがある。「イ・ムジチ楽団」という、ヴィヴァルディ作曲の「四季」を、すっかりポピュラーにしてしまったイタリアの弦楽四重奏団が、我が町に来るというので買っておいたのだ。が、全員が忘れた。もっとも、全員といっても、うち二人は、コンサート・チケットの存在さえ知らない子供であったが。その時、僕はビールを飲みながら、のんびり夕食をとっていた。もはや慌てて行ったところで間に合わず、コンサートの券は紙屑と化した。

 こういった、地方都市巡回型のコンサートというと、子供連れの家族連れが多い。僕も例外ではなく、何かコンサートがやって来るたびに、子供を連れて聴きに行った。子供にしてみれば、いい迷惑だったかもしれないが、今は興味もなくて退屈してしまうにせよ、情操というのは幼少期・少年期の刷り込みが肝心で、タネを撒いておけば、いずれ必ずや花開くはず……という、まあ、典型的な親バカの一念というやつであろうか。

 その子供たちはといえば、案の定、すっかり退屈しきって、身をよじりながらぐずり始める。そういう子供が多い地方コンサートの会場は、なにやら始終細かな騒音に包まれたものになるのであった。

 

 おっと、また回転寿司の答えを書くのを忘れるところだった。
 ということで、答えは右回り。
 日本回転寿司協会というところで、その方向と速度が決められているのだそうだ。

 

−編集部よりお知らせ−
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