* 週刊フォトエッセイ *

「週休六日のススメ」
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 イラスト・写真・文/福山庸治 --->Back Number

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ぜ、我が母校が廃校に至ったか?

 そのわけは、実はちっとも深くはなく、単純だ。
 要するに、市内の普通科高校としては、昔から最も偏差値や進学率が低いから、生徒が集まらないのである。自然淘汰が起こってしまったという、ただそれだけのことだ。なんでも、今では日本全国で下から二番目に偏差値が低いという話だから驚く。(フィクションである)

 僕が通っていた頃は、学校格差をなくすためか、まだ学区制という縄張り制限が設けられていて、それぞれの地域の中学生は、越境する以外、指定された高校を受験するしかなかった。その結果、バカも利口も凡人も変人も適度にスクランブルされて平均化されていた……はずだが、やはりそれでも我が母校が、統一模試に於いて市内で一番成績が劣る高校だったのは、たぶん長年にわたって培われた伝統というか因習というか、小手先の行政などでは到底変わり得ぬものが根強くあったのだろう。決して僕や兄弟が在籍していたせいではなかっただろうと信じたい。

 僕は戦後ベビーブーマーの最末期なのだが、僕の通った中学高校は常に1学年12クラスを抱え、しかも1クラスの人数が50人以上であった。ざっと計算すると、1学年が600人、全校で1800人以上いたことになる。それが、なんと我が母校、全校併せて100人を切ってしまったというのだ。しかも、ほとんどが女子生徒だという。(フィクションである)。

 

−編集部よりお知らせ−
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