* 週刊フォトエッセイ *

「週休六日のススメ」
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 イラスト・写真・文/福山庸治 --->Back Number

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故わざわざマンガを描くのに、パソコンを使うのか?

 それは、

 すべての道はローマに……

 ではなく、編集部に通じているからである。
 つまり、デジタル原稿だと、ネットワークに載せて、それこそ世界中のどこからでも、編集部へ原稿を届けることが可能である。最大の目的はそれだ。要するに、マンガ家は、インターネットに繋げられる環境さえ確保できれば、人里離れた山奥であろうと、外国であろうと、宇宙であろうと、どこに住んでいても仕事が出来るし、完成した原稿をきちんと編集部へ届けることが出来るのである。昔、偉い小説家が、ひなびた温泉で踊り子と戯れつつやってきたようなことが、マンガ家にも可能な時代になったのである。もちろん、仕事の内容自体は、依然として家内制手工業の域を一歩も脱するものではなく、やってることはただ一つ、ひたすら机にへばりつくばかりではあるが、いざとなれば、どこにいようと仕事が成り立つという大いなる開放感がある。かつて、これほど土地空間から自由だった職業が存在し得ただろうか? まさに、週休六日人が求める質の自由がそこにある。

 もっとも、未だ道が通じていない旧石器時代の編集部もたまにあって、そういう所には、CD-ROMにして郵送もしくは宅配便で送るしかない。

 

−編集部よりお知らせ−
作者の福山庸治さんは独自のWebサイトを開設しています。アンモだけでは物足りないというあなた、摩訶不思議なヨジラワールドに是非アクセスしてみてください。画像・エッセイも充実。
 http://www.yojira.com/

 

 




 


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