* 週刊フォトエッセイ *

ベトナムのアルバムから
        −空気編−
           -2-

文・写真/河野朝子 --->Back Number

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 後方の群れは全部自転車。

 

 


 

「うるさい!」と言えば自動車や二輪車のクラクションてのもある。私が知る限り、日本以外のたいがいの国でクラクションはしゃべるように歌うように鳴らす物。ピーピーパーパー、とにかく走行している周囲に邪魔な物体があれば渋滞の中でも鳴らしまくることが多いのだ。だが、ベトナムではこれも比較的静かである。クラクションを搭載した乗り物の数がそう多くない、ということを割り引いて考えても、これくらいなら静かと呼んで差し支えない、ってカンジである。
 ホーチミン市ではだいぶその数の比が減りつつあるようだが、ハノイでは自転車が交通手段の代表なので、余計静かに感じる。背筋をピンと伸ばしたお嬢さん達がスイスイと走り抜けていく様は誠に清々しいし、排ガスで街のなかが真っ黒けになったりしないのでさらに爽やかである。
 しかし、その物言わぬ自転車が、クルマに乗っている方にとってはものすごぉく怖いのである。ハノイの朝夕の自転車ラッシュのあいだをクルマで走行しようとするのはなかなか大変なのだ。


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