* 週刊フォトエッセイ *

「週休六日のススメ」
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 イラスト・写真・文/福山庸治 --->Back Number

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は食べ物に関する好き嫌いはないので、どこへ旅行しても、食べ物で苦労するということはほとんどないのだが、料理の美味い不味いはまた別問題である。

 いや〜、アメリカの料理は不味い。

 と、これはいわば定説のようなもので、こう書いたからといって、また太平洋戦争が起こったりはしないだろうから話を続けるが、決して安くはないレストランへ入っても、どう料理すれば、あんな不味く……と思うことがほとんである。しかも、とんでもなく量が多い。
 数年前、NYにあるiridiumという店で、Gibsonのモデルでも有名なレス・ポールおじいさんのライヴを聴いた時のこと、さほど腹も空いていないので、MenuにMini Steakという文字を見つけた僕は、躊躇なくそれを注文した。果たして、出てきたものは、大人の靴の底はあろうかと思われるサイズのステーキだった。どこがMiniなんだか。

 日本人のスタンダードからすると、2倍から3倍の量のものが平気な顔をして出てくる。料金だって、ある程度量に比例するから、決して安くはない。量は半分でいいから、料金も半分にしてくれと言いたいが、当然ながらそういうわけにはいかない。今回の僕らのように三人連れだと、各々一品ずつ注文してシェアすることが出来るが、ひとり旅だと、毎回一品のみの料理ばかり食べ続けることになりかねない。二品も注文したら、財布も軽くなるばかりか、まず食べ残してしまうことになるからだ。

 

−編集部よりお知らせ−
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