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 写真提供:パラダイス山元

今年も真夏の「世界サンタクロース会議」へアジア・日本代表として出席します。

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* 週刊フォトエッセイ *

世界マンボ紀行

文/パラダイス山元 --->Back Number

 

 

178. 八王子のクラブ「シェルター」

 これまでマンボボーイズの時はパーカッション一辺倒だった私も、解散後はあちこちのクラブからDJを依頼されるようになり、その範囲も全国に広がっていった。六本木界隈の外国人が多いクラブでは、新しめのサルサを多めにかけつつ、突如殿さまキングスの「けいこのマンボ」をかけては、逆にシラケさせることなく大盛り上がりというパターンを使ったり、渋谷のクラブではあたり構わずマニア垂涎のレア盤をこれでもか、これでもかとスピンして、DJブースに「今の誰ですかー?」などと尋ねてくる子に、誇らしげにジャケットを見せるというイヤな奴を演じたりと、変幻自在に対応した。そんななかマンボボーイズのファンで古くからの知り合いの、八王子のビルのオーナーの息子が自社ビルの地下にクラブをつくったというのだ。まだ都内でクラブと呼べるハコが10件あったかなかったかの時代である。凝った内装に、しっかりした音響設備で、クラブとしては完璧なつくりであった。しかしここで「マンボなDJ」をやっても客が納得するんだろうか?と一瞬考えてしまったのだが、フライヤーも既に出来上がっており、後には戻れないのであった。台風が関東に最接近するという大雨の中、制限速度50kmの表示が点滅する中央高速を、コンガとティンバレスにマンボなレコードを満載したマンボカーは西へ西へと進むのであった。

 


<---Back   ... To be continued.

 


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