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photo:(C)Ninagawa Mika
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* 週刊フォトエッセイ *

 MIKAの部屋2
        Vol.11

     蜷川実花 × 中山慶太
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§ニナミカ露出を語る(3)§

───露出はアシスタントまかせの実花さんです。

●MIKA:あのねえ。あたしだってアシがいないときはひとりでやって、ちゃんとプロでごはん食べてたのよ。

───そうでしたね。露出はカメラまかせのこともある実花さんでした。

●MIKA:……。

───で、先週の続きですけど、露出って正確に測るだけじゃなくて、いろいろ奥が深いですよね。

●MIKA:深いですね。

───実花さんの場合、作画はボケの要素が強いですよね。露出データは絞り優先で決めるんですか。

●MIKA:うん。まあ場合によりますけど。

───たまに動きの要素が強い絵もあります。

●MIKA:そう、そういうときはシャッター速度で考えないとね。

●───スナップの場合はどうするんですか。

●MIKA:旅先のスナップと、相変わらずカメラまかせかな。たぶん絞り優先ですけど。でもこんな話、読者の方はついてこられるんですか。

───う〜ん、解説を入れてフォローしときましょう。

●MIKA:頑張ってください。

───ところで、撮影の時に露出を取ったりするのはアシスタントを使えるようになってから?

●MIKA:そうれもあるけど、むしろかっちゃん(実花さんのご主人で、映像作家のコムタカツジ氏)の影響が強いと思います。

───ああ、そうなんだ。

●MIKA:あと、プリントなんかもそうですね。あたしってずうっと自己流でやってきたから。

───自己流だからあのニナミカトーンが生まれたのでは。

●MIKA:そうかもしんないけど(笑)、かっちゃんから理論を教わって失敗が減りました。自分でちゃんとわかってないときは「あたしは自己流でオッケー」みたいに思ってたけど。

───やっぱ理論は大切ですか?

●MIKA:そうね、そう思います。

───ううむ、今日はいつになく殊勝ですね。来週はどうなるんでしょう。

 

 

注)「作画は〜露出データは絞り優先で決める」……露出が一定の場合、被写界深度を重視した絵づくりでは絞りを先に決定してシャッタースピードを割り出す。また被写体の動きを表現したい場合は、シャッタースピードを先に決定する。といっても露出はそれほど単純ではなく、プロは常に両者のバランスを考えて設定値を決めている。


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