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photo:(C)Ninagawa Mika
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* 週刊フォトエッセイ *
 MIKAの部屋2
        Vol.12

   蜷川実花 × 中山慶太
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§アナクロ娘のデジタル談義(2)§

───デジタルはちょっとおあずけの実花さんです。

●MIKA:なんか犬みたいですね。

───わん。さて、今週は銀塩にこだわる理由を聞かせていただきましょう。

●MIKA:こだわるって、そんな偉そうなものでもないんですけど。

───(断定的に)それは承知してます。ズバリ訊きますけど、銀塩、つまりフイルムの利点ってなんですか。

●MIKA:なんなんでしょうね。暗室作業とかの経験で、色とかの表現効果が出しやすいことかな。

───なるほど。でもデジタル暗室なら後からいくらでも換えられますけど。

●MIKA:うん。きっとそこが問題なんだと思うな。

───というと。

●MIKA:あとでなんとかなると思っていると、撮影の集中力がなくなっちゃうじゃない。

●───おおっと、いきなりプロっぽい発言です。

●MIKA:だからプロなんですって。これでもプロなのよ、ごめんなさいって感じですけど(笑)。

───撮影のときに集中するって、具体的にどういうことですか。たとえば人物を撮るときならモデルさんとの関係とか、色の配置とか、背景の状況とか……。

●MIKA:そう、そういうことをぜんぶ含めてイメージをつくるでしょう。

───ふむふむ。

●MIKA:でね、どっかひとつでも「あとで直せるからいいじゃん」と思ってると、ぜんぶ楽な方向に流れていくと思うのね。

───う〜ん、わかったようなわからないような。僕なんか、あとからどんどん完成度を高めるという方向もあるのではって考えちゃうなあ。

●MIKA:それもありだと思います。けっきょくあたしの今の気分は、銀塩なのね。

───なるほど。明日には気が変わって、デジタルに尻尾を振っているかもしれないと。

●MIKA:……。明日はまだ変わってないと思いますけどね。

───くんくん。


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