* 週刊フォトエッセイ*

下野康史の出物・ハレMONO 第1回

文/下野康史(かばた・やすし)--->Back Number
写真/河野朝子


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『もしもチェロが弾けたなら #7』

 サイレントチェロは、持ってみると、意外やズシリと重い。3.6kgとは思えない重量感だ。本体は柱のような細さだが、それだとチェロの演奏スタイルがとれないので、ブリッジの両サイドあたりから、格納式の膝当てが出るようになっている。さらにもっとチェロらしい姿形がほしいという人のためには、共鳴胴の型枠だけを備えたモデルも用意されている。
 イスに座り、教えられるままにポジションをとって、まずは弓で生音を出してみる。1弦をボウイングすると、ボワンと音が出た。出た、出た。けっこう出るもんじゃないですか。うれしい。
 そのあとは、付属のヘッドフォンをセットして、弾いてみる。もしかして、おれ、天才?と思った。頭の中でボワンと響く音は、さっきの生音よりはるかに重厚で、鮮明だ。ヘッドフォンは七難隠す。そういえば、ベースギターも、アンプで聴くよりは、ヘッドフォンを通したほうがずっとうまく聴こえるもんな。

サイレントチェロのサイト@ヤマハ(株)

※取材協力:ヤマハ株式会社

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