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* 週刊フォトエッセイ*

「週休六日のススメ」

 イラスト・写真・文/福山庸治--->Back Number


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115 灰、買います

 火鉢の灰はどこで手に入れられる?

 僕が子供だった頃、うちにも木枠で出来た火鉢があり、ある日、大量の新しい藁灰が届き、その火鉢に注がれたことを覚えている。真新しい藁灰は、まだ藁が燃えたままの形をとどめており、それを僕ら子供たちが火箸で崩しては(丁度プチプチを潰すように)、時を忘れて楽しんだものだ。
 当時、灰の流通がどのように行われていたのかわからないが、僕が育ったあたりの田舎では、せいぜい農家との直接取引、もしくは行商によってまかなわれていたに違いない。もちろん、都会には、灰の仲買人というものもいたのだろうけど。

 さて、未だかって「灰売ります」という看板を見たことがない超文明人の僕の場合、火鉢の灰をなんとか入手すべくインターネットで検索することになる。最初、茶の湯関係が怪しいとにらんで、「灰 茶道具 火鉢」などというキーワードで検索してみたが、うまく灰に辿り着けず、素直に「火鉢 灰 販売」とやったら、案外簡単に売っているところが見つかった。

 僕はさっそく、紀州の業者に火鉢の灰5リッター×2で五千円と、紀州備長炭3kg四千円也を注文。送料併せて約1万円である。やはり、贅沢には違いない。


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