●クリヤ・マコト
ミュージシャンたちの肖像
        --その1--

くが初めてアメリカの土を踏んだのは、この国が1970年代の最後の1ノートを響かせていた頃だった。しかしその音楽の余韻は濃厚で、すっぽりとぼくたちを包み込み、まだしばらくの間魅了してやまなかったのである。
 留学のために渡米してまもなく、ぼくはケヴィン・フライソンと出会った。友人と遊んでいた時にふと見つけたジョン・コルトレーンのアルバム・ジャケット写真が、死んだ父親にそっくりだったことをきっかけにジャズに魅せられたベーシストである。無二の親友であるぼくたちは、現在は共にヒップホップに夢中だが、当時は共にジャズをむさぼっていた。ケヴィンはチャールズ・ミンガスに、ぼくはビル・エヴァンスやチック・コリアに傾倒していた。すぐにぼくたちはトリオを組み、共にクラブでジャズやファンクを演奏するようになった。ぼくが18、ケヴィンが25歳の時だったと思う。

... To be continued.  

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 Text :
Makoto Kuriya
 Photo :
Makoto Kuriya


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マカロニ・アンモナイト編集部