●クリヤ・マコト
ミュージシャンたちの肖像
          −2
恐怖のレッドネック

        --その4--

面が読めないといえば蛇足だが、先日イギリスのソウル・バンド『インコグニート 』が来日した際に、メンバーがぼくのライブに遊びに来てくれた。ちょうど同じ日にラ イブがあり、しかもぼくのバンド『KOOL JIVE』はオールナイト・クラブ・イベントだったため、夜はぼくらが『インコグニート』を観に行き、深夜は彼らがこちらに来てくれ、飛び入りのセッションまで実現したのである。その時彼らに聞いた話では『 インコグニート』のリーダーであるブルーイもほとんど譜面が書けず、読めないにもかかわらず全て作曲し、アレンジの指示を出し、プロデュースまでしているそうだ。
 譜面が読めないよりも読めるに越したことはないが、音楽で本当に大事なのは譜面よりも耳なのだ。ぼくがこれまでに共演したミュージシャンでも譜面の読める人と読めない人は半々くらい、必ずしも読める人の方がいい演奏をするわけではなく、全く逆の場合もめずらしくはない。ポール・ジャクソンのバンドなどはたとえ譜面が存在したとしても、 誰もそんなものを見るやつはいない。もちろんポールは譜面に弱くはないけどね。


・CHICK COREA/FRIENDS(1978)
 チックの70年代を代表するアルバム。

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 Text :
Makoto Kuriya


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