東京恋愛事情 第3回
愛さない理由・「ひどい」方の言い分
その1. 可愛いベビー・フェイス(1)

 文/河野朝子  写真/中山慶太

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さんは8年前、元アイドルのMさんと結婚した。Hさんは28歳、Mさんは短大を出たばかりの20歳だった。Hさんの実家は北陸、Mさんは九州の出身なのだが、結婚式は都内で行った。Mさんをひと目見ようと、友人と称する、Hさんが会ったこともない人間達が二次会のため大勢東京にやってきた、というくらいの騒ぎだった。そのHさんが突然Mさんと離婚する、と言いだした。Hさんに理由を尋ねた友人の一人によると「他に女ができたんでもなく、なんか彼女、老けちゃってさぁ、なんて、めちゃくちゃなこと言うんだぜ、子供二人もいるのに、最低だよな」ということなんだそうで、いまHさんは「鬼」とか「人間じゃない」とか「ロリコンもいい加減にしろ」とか非難轟々の人である。


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 Hさんは昔から「理想は、江口寿史のマンガに出て来そうな女の子」と言いきり、栗尾美恵子(現大関若乃花夫人)や観月ありさの写真欲しさに、恥を忍んで少女雑誌を買い続けていた人である。一方、Mさんはデビュー当時“第二の薬師丸”と言われたような、クリクリと大きな瞳がキュートなタイプである。高校1年の夏にスカウトされて芸能界に入り、ブレークこそしなかったが、アイドル番組やドラマの端役などでちょくちょくテレビに顔を出し、アイドル・マニアの間ではそこそこ知れた存在だった。しかも、高校3年の春「私にはこの世界向いてない。短大に行く」ときっぱりと芸能活動をやめてしまったので、かえってカルトなアイドルとなっているくらいだ。

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... To be continued.  


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