クリヤ・マコト ミュージシャンたちの肖像-3
炎のサックス奏者ネイサン
-その9-

 文・写真/クリヤ・マコト

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んな状態だから聴衆は全員トランス状態だった。もう何をやってもノリノリで、フィーバーしまくっている。演奏が終わるとサインを求めてドッと大群が押し寄せてくる。ちょうどその頃ぼくは日本人のルームメイトと同居しており、ローディーをやってもらっていたのだが、彼がちょうど中肉中背で眼鏡をかけ、ぼくと同じような外見をしていた。ましてアメリカ人が日本人を見るとほとんど区別がつかないらしく、人々は彼をぼくだと思い込んで殺到した。一見「クリヤ・マコトが二人いる」という状態になったが、彼は日本語で自分の名前をサインしており、もちろん誰もそれに気づいていなかった。それにしてもアメリカという国は大陸性の過酷な気象で、熱波の夏は40度まで上がり寒波の冬はマイナス40度まで下がる。まったく今回の暖冬はありがたいことだった。

 


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・ドイツ人の夫人と記念撮影
 美術館のような家である

 

 ところでこのネイサン・デヴィス氏、来年の秋に来日する予定である。彼が毎年行っているコンサートの日本版をやろうということで、ピアノはぼくで、もう1管スペシャルゲストを招こうというプランになっている。ナット・アダレイになるかジェームズ・ムーディーになるか、今のところまだ未定だが、今回の滞在も実はその打ち合わせが目的だったのだ。まだ先の話だが、ここで紹介した通り大変な豪傑なので是非期待してお待ちいただきたい。それからクラブ・イベント『salon』は、4月から場所を麻布のイエローに移してマンスリーで行うことになった。ぼくのバンド『KOOL JIVE』はレギュラーで毎月出演するので是非遊びに来て欲しい!第2水曜日の深夜なのでお忘れなく!というわけでまだまだ話は尽きないが、この辺で幕を閉じることにしよう。

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