カイロ徒然
      -その2-

文/河野朝子  写真/中山慶太

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 



--->拡大表示

 

 

 

 

 

 

の後、新婚旅行のNちゃんも泊まったメナハウス・オベロイに、私も滞在するチャンスが巡ってきた。カイロ近郊、ギザにある、世界で唯一ピラミッドを全室から眺めることができるホテルだ。夜間、カイロの空港に着き、車でギザを目指したのだが、いかんせん夜なので真っ暗。ピラミッドの頂上とおぼしきところに赤い電灯が点っている以外、何も見えなかった。しかし、次の朝起きてベランダに出てビックリ。ゲゲゲゲゲ!と思わず叫んでしまうくらいでっかいピラミッドが、朝霧の向こうに幾重にも折り重なり視界をふさいでいたのだ。
 メナハウス・オベロイは世界の要人も宿泊したことのある有名ホテルではあるが、ヨーロッパの高級ホテルにありがちな、外から眺めただけでも排他的な雰囲気が漂う敷居の高さはない。フランクな感じで、ホテルの裏(?)にある、一応そのホテルの所有らしき野外バー(エジプトはイスラム圏だけれど飲酒できます)にはアジアの『のほほん』が濃厚に充満しきっていた。
 ホテルから眺めると手が届くところにありそうなピラミッドも、そばまで行くには結構歩く。それだけやたらに大きいのだ。構成する石のブロックひとつひとつがすでにあまりにも巨大で、最初はショエー!などといちいち感嘆しているのだが次第に感覚が麻痺してくる。この世はでっかくって当たり前。スフィンクスなんて意外と小さいじゃん、である。


<--Back   ... To be continued.  

 


Webmaster :
ammo@tokyo.fujifilm.co.jp
Copyright :
マカロニ・アンモナイト編集部