世界マンボ紀行

文・写真提供/パラダイス山元

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21. 椎名町に落ち着く
 やっと大学に受かった。現役、1浪では受験していなかった日大の芸術学部にだ。そんなことだったら現役の時に受けとけば良かったと思ってみたところで遅かったのだった。純粋な美大じゃないということに少々不満があったのだが、これがあとで様々な意味で恩恵を受けることにつながるのであった。それにしても長い長いトンネルからようやく出てきたような気持ちだった。今でも関越トンネルを遠るたびに浪人時代のことを反射的に思い出してしまう私だった。

 大学に受かったら「大学マンボ」を大音量で聴こうと思っていたが、もうそんなことはどうでもよかった。浪人中、四畳半の間借りで、居心地があまりにマンボじゃなかったので、駅に近い「すずらん荘」に引っ越すことに決めた。長いこと住み慣れた西武線の椎名町から結局動けず、ここなら電車でたった2駅で大学のある江古田だしと割り切って住み続けたのも、後になって正解だった。 


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