●Night Shift 連載第11回
「Writing」

文・写真/小中千昭

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事場の机の上には、モニタ・ディスプレイが二台ある。右側のそれはシナリオや小説を書くPCに、左側のにはグラフィックやプロット構成などを扱うMacintoshがつながっていて、相対する時間の長さはほぼ拮抗している。
 どっちかに統一すれば合理的なのだけれど、シナリオという段落書式が煩雑なものを書くソフトウエアとして、OASYSに勝るものに未だ私はお目にかかっていない(あとやはり、親指シフトによる入力の速さも)。ゆえにこうした態勢になっている。
 この配置は無意識的にしたのだけれど、これは案外理にかなっているのかもしれない、と最近気づいた。
 シナリオや小説のプロットは、やはり計算で構築するものである。つまり左脳的な作業。実際にシナリオや小説を書く段では、キャラクターや情景を描く面に於いて多分に右脳的な感覚が必要なのである。違う作品のプロットとシナリオを平行して書いているケースも最近は多く、一見不合理極まりない二環境態勢も、完璧なマルチタスクを実現する(私にとっては)ナイスなシステムなのである。
 しかし、残念ながらこのシステムをとったからといって、仕事の上がる時間が半分以下に短縮されるなどということは、ない。


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