世界マンボ紀行

文・写真提供/パラダイス山元

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39. トニー谷一周忌さいざんすマンボナイト
 怪しい人の名は、代官山の懐かしグッズのお店のオーナーY氏であった。ほとんど仕入れでお店にいない人で、たまたま方々で仕入れてきたものを、店子といっしょにほどいているときだった。挨拶をするなり、お互い包み隠さず昭和30年代への思い入れを一気に語りあったのだった。そして、今度浅草の老舗レストラン「ベル」でトニー谷を偲ぶ音楽会を催すので、是非楽器を持ってきてくれというのだった。しばらく叩いていなかったボンゴやコンガの活躍するときがきた。あのブロマイドでおなじみマルベル堂の直営レストラン「ベル」は、その日大賑わいだった。トニー谷そっくりの女の客が隣に居たかと思えば、男が手から血を流しながらソロバンをひっかいている。斬新なことにその場の雰圏気に合わせて、DJがその都度曲をかけかえているのが、当時にしてみれは画期的に思えたのだった。そしてさらに、怒濤のごとくパーカッションを加えて演奏する姿は、世界中広しと言えども我々の他にはいなかったのだった。ここに、DJ+パーカッションというパノラマ・スタイルが偶然できたのであった。学生バンドの仲間であった、文化放送営業マン(当時)のスズキ君を、その日無理矢理誘っての即席パーカッション・セクションは、それ以後固定化されてしまい、DJとの3人トリオを「東京パノラママンボボーイズ」と呼ぶように(呼ばれるように)なったのだった。


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