ワールドカップついでにパリに行くなら
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文・写真/河野朝子

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な具合で調子に乗って、3泊でこれ全部回ったらアンタはエライ、な分量を書いてしまった。他にもきっと面白いところはいっぱいあると思うので、何か発見したら教えてください。

 それから"パリジャン+パリジェンヌ無愛想改造作戦"の成果も報告するように。ワールドカップ観戦で世界中の人が来るというのにフランス人は無愛想と評判が悪い。そこでタクシー運転手に外国語習得を促したり、正規価格のホテルにはステッカーを配布したり、市民にも「笑顔でお客様を迎えましょう」みたいなキャンペーンをやっているらしいんだけど、あの人達が突然、親切で笑顔を振りまいて歩くのも不気味だし、フランス人たるものそんなヤワなタマじゃないと信じております。

 そういえば、昔パリに住んでいたことのある友人に、映画『ボクの伯父さん』みたいなところはどこにあるの?と聞いて「もうないよ」と一蹴されたことがある。
 確かに古き良きパリにも思い入れはあるのだけれど、私は新しいパリも支持したい。
 元植民地の北アフリカのアラブ人やアフリカ系移民、ベトナム系移民、要するに有色人種がパリ市の城壁の中にどんどん進出して来て、ルーヴル美術館まで到達するのも時間の問題、と嘆く人もいるようだけれど、彼らの雑多なパワーにシンパシーを抱く私は、今や彼らあってのパリだと思うし、彼らの姿をたくさん見かけるとやっぱり落ち着くのである。

 新しいパリの名物、ヴィレットやポンピドーセンターなど、フランス人は、あっと驚くちょっと未来を作るのが上手い。
 そんな奇抜なものは登場当初はめちゃくちゃ叩かれるようだけど、少したつと立派に街に馴染んでしまう。『ボクの伯父さん』に登場した近代家屋だってとても可愛らしかった。
 ただ、パリのどこからでも見えてしまうモンパルナスのタワーだけはいまだに別格(?)らしい。「パリで一番景色のいいところはどこですか?」「モンパルナス・タワーの上です。なぜならそこからならモンパルナス・タワーが見えないからです」という小噺もあるくらいで。

 こんなかんじかな。
 Bon Voyage!


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