バーチャルワインバー
「天孔雀亭(amano‐kujaku‐tei)」
  --店主前口上--

 文・写真/中山慶太

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グラスにこだわりはじめたらワインの泥沼にはまった
証拠。グラスの効用についてはいずれそのうちに。

 


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『今週のワイン』
開店記念は『シャトー・マルゴー1982』。
ボルドーの当たり年のなかでも、すでに伝説と
化したヴィンテージ。でもまだ開けるのは早い
かもしれない。

あ、いらっしゃい。こんな辺部な場所の店に、よくぞお出かけくださいました。お二人様ですね。カウンターしかございませんが、お好きな席にどうぞ。
 最初は何をお注ぎしましょう。手前どもでは週替わりのワインをご用意しておりますが、まあ特におすすめのボトルというわけではありません。ワインリストですか? いえ、リストは作っておりません。お客様のご希望をうかがって、私の気まぐれで決めさせていただいております。
 最近はワインブームとかで、この手の店も増えてきたようです。お客様のように、お勤め帰りにワインを一杯、というのも素敵じゃあございませんか。以前はちょっとしたレストランでもワインは赤白二種類しかない、というのが普通でしたし、高級な店に入ればやたらもったいぶったワインリストが出てきたものです。なんとかオーダーを済ませると、次は衆目のなかでホストテイスティングです。ええ、愉しかるべしワイン選びを「難行苦行」という方も大勢いらっしゃいました。
 もちろん、ワインなんてそんな大層な飲み物ではありません。日本では一部の高級品だけに興味を持たれる方もいらっしやいますが、海の向こうの生産地では水代わりに飲まれるワインが大半です。まあ、こちらの店ではウンチクもほどほどに、とにかく楽しんでいただこうというのが私のモットオでございます。ご覧の通りの狭い店ですが、たまに珍しいお客様がお越しになることもあります。
 さて、今日はどんなワインをお出ししましょう。おまかせですか? かしこまりました、それでは最初の一杯をお注ぎしましょう。


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