南イタリアシリーズ第2弾
「ナポリで歌ってソレントで食べて」
  -4.オ・ソレ・ミオ 2-

文・写真/河野朝子

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 



--->拡大表示
見よ、レモンの逞しさ。


レント周辺に、なにはともあれそこら中に生えていたのがレモンの木である。2段構成になった果樹園の下の方に黄色い実がたくさん、インコでもたかっているような鮮やかさである。豊富な太陽光線を浴びてごつごつと皮の厚いレモンがたくさん。オマケに暑い夏。イヤでものどが渇いてくる。

 ソレント名物『レモンチェッロ』はレモンの酒だ。既製のリキュールにレモンを漬け込み砂糖とあわせたこの酒、かなりキツイがキンキンに冷やしたのをキュッとやると口の中が、甘さで満足、酸味でさわやか、何とも言えない気分になれる。
 それから『グラニータ』。『オ・ソレ・ミオ』でも歌われているとおり、太陽の輝く日は確かにすごく美しいが、それで夏ともなると知らぬうちに汗は蒸発し、脱水気味になるのが歩き回る観光客の常だ。そんな我々の魂を冷やし潤すのがグラニータ。あちこちの店先で、砂糖を溶かした果汁が完全に凍結しないようにと機械の中でグルグル回っている。お店で出すのは溶けかかったかき氷の風情だが家庭で作るのは果汁をそのままかき氷にした感じらしい。
 ナポリ、ソレント近辺のレモンのグラニータはさすが産地だけあって、いかにもさっき搾ってきました、と言わんばかりの生っぽさが売り。み、水をくれぇい、と地に這いつくばりながらありつくグラニータに何度救われたことだろう。


         <--Back  ... To be continued.   

 


Webmaster :
ammo@tokyo.fujifilm.co.jp
Copyright :
マカロニ・アンモナイト編集部