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ヴェルディの歌劇『リゴレット』で一番有名な節はなんと言っても『女心の歌』であろう。こんな単純なコード進行の曲を三大テノールがイヴェントのたびに、フィナーレも間近になると声を競い合いながら朗々と歌い上げる。
その歌詞の大意は「女の心は風の中でくるくる舞う羽のように変わりやすい物だ。愛らしく泣いたり笑ったりするのも全部ウソ。そんな女を信じるなんて惨めだ。しかし、女の胸から愛を吸い取らない男に本当の幸せなんてわからないさ」で、女の本質と男の正しい欲望を簡潔に描ききっている。
在仏エッセイストの印南紀世子さん曰く「アラ、フランスでは、男は女の言うことにいちいち反論したりしないものよ」だそうで、どうやらラテン国全体的にそういう風潮があるみたいだ。大人の男は、女に向かって「だって君はさっき××××って言ったじゃないか!」なんて空しい無駄を働かないようにできている。
日本以外の国ではたいがい男達が(女に対して)親切で誉め上手だ。だから東南アジアでもアメリカでもヨーロッパでも、外国に行ったとたん舞い上がる日本の女達が続出するのはおおいに頷ける。アチラは普通にやっているつもりでも、こちらは生まれて初めての親切と誉め言葉に出逢ったようなもんだから意識が朦朧とするくらい感激する。
しかし印南さんに言わせると「レディ・ファーストって言うのは、女はバカである、と言うところに立脚してるのよ。女はバカだから、階段を上るときは後ろについて、降りるときは前に回って、落ちないように見張ってやらなければならないし、レストランに入るときも、女はバカだから、レストランの善し悪しなんか判断できるわけがないから男が先に入って見極めてやらなきゃいけないのよ」だそうだ。
そういえばフェミニズム先進国アメリカでは、男性がドアを開けて女性を先に通すべく構えていると「No
thank
you」と憤慨されることもあるから気をつけなくてはいけない、てな話もあるくらいで、やはりレディ・ファーストはバカにされてると感じる人もいるようだ。ラクさえできれば、バカでもなんでもいい、選挙権だっていらないぞ、な私はもったいない話だと思う。
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To be
continued.
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