世界マンボ紀行 −番外編−
パラダイス山元、世界サンタクロース会議へ出発!

文/パラダイス山元  写真提供/パラダイス山元

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世界サンタクロース会議のアトラクション 
エルヴ達の踊り

番外編最終回
 <ついに認定!公認サンタクロース証授与>
 デンマークに到着してから早5日。思えば成田からずっとサンタクロースの衣装のままである。そろそろ自分でも耐え難い状況になってきていた。そして今日は、いよいよコペンハーゲン郊外のクランペンボーにあるバッケン遊園地で「世界サンタクロース会議」のメーン会議が行われるのである。スピーチの確認をしたり、お髭の身だしなみチェックをしたり、朝からずっと緊張していたのだった。
 本会議が始まって、隣に座っていたオランダのサンタクロースは露骨に嫌な顔をしてまたブツブツ言っている。なぜ国際会議なのに、デンマーク語だけで進行するのか、ということらしい。スウェーデンのサンタクロースのベニーが丁寧な英語で我々に教えてくれた。会議は、女性サンタクロースの権利の制定、トナカイの減少に関する問題、今年のサンタクロースオブジイヤーの信任など着々と進んだ。そしてついに「ヤーッペン、ヤァーッペン」と長老サンタクロースからのお呼びが掛かった。舞台中央に立つと、普段ほとんどあがらない私でも足がすくんだ。世界各国からの百人以上もいるサンタクロースの前、サンタクロースといえどもそれなりにみんな恐い顔。しまった!スピーチ原稿をテーブルの皿の下に置いてきてしまった!長老サンタクロースは、早口のデンマーク語で私に自国の諸問題を語れと言っているらしい。とりあえず覚えている限りの内容を身振り手振りで語ったのだが、今となってはそれも緊張の余り、はっきり覚えていない。接待自粛の意味が通じたのか、会場全体から「ホッホッホーッ!」と歓声と拍手が沸き起こった。長老サンタクロースは、私に手をかざしてまた早口で「オマエはきょうこの日からプロフェッショナルなサンタクロースになったのだ。これからは、サンタクロースの格好をしているかぎりノー(アルコール)ドリンク、ノースモーキング、ノーセックスの三つの誓いを遵守するのだぞ。人のため、子供のために大いに尽くせ!」と言っていたらしい。そして公認サンタクロースの認定証、ワッペンなど、協会御用達装備品一式を授与され、最後に抱擁した。今まで辛くあたられていた意味が少しだけわかったような気がしてきた。それにしてもたった数日間が何カ月にも感じた。席に戻って、ヘルパー役の園田ルリ子ちゃんから「よかったですね!」と声をかけられたとき、なんだか正直ホッとしたのであった。しかしサンタクロースのお役目は、これからが本番。クリスマスに向けて、あちらこちらでイベントやら、催しなどが組まれている。誓いを新たにサンタクロースとして生きていくパラダイス山元の姿がここにあった。


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