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南イタリアシリーズ第2弾 文・写真/河野朝子 |
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スパッカ・ナポリは『絵に描いたようなナポリ』である。ちゃんと道の真ん中に洗濯物だって干してある。 ホテルのオバサンの指導のおかげで泥棒にも遭わず、観光を満喫し、おいしい物も食べた私たちは「ナポリを見て死ね」と言われてもいまいちピンと来ない、ごちゃごちゃと陽気な街を抜け、港に出てみた。ナポリで港と言えば、そう、サンタルチアだろう。このあたりもガイドブックには「危ない」と書いてはあるのだが、サンタルチア港まで来てするこたぁひとつ。パバロッティのベスト盤にも入っていなかったから、ここは自称アジアの歌姫のわたくしが『サンタルチア』を日本語で歌わさせていただきます。海風を浴びながらいちゃついているアベックの怪訝な視線をよそに熱唱は続く。それにしても、どの「かなた島」になんの用で友達は行っちゃったんだろう。今まで考えたこともない歌詞の意味がにわかに気になる夏の午後だった。
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