「サイゴン、アオザイ物語」
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文・写真/河野朝子

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タリアではオジサンの写真ばっかり撮っていた。
 ヴェトナムでは少女たちばかりに目が行く。

 一種、ヴェトナムの象徴と化している感のあるアオザイ。これには『白は未婚のティーンエイジャー用』『色がダークになるに連れてオバサン度が高くなる』というお作法があるんだそうで、ヴェトナムではその白のアオザイが女子校の制服だったりする。
 白のアオザイは透ける。脇の下20センチくらいのところからぱっくりスリットの入ったアオザイの上衣をはためかせて、女子中高生が目の前を自転車で通り過ぎるとチラリと脇腹が見えることもある。ズボンもだいたい白い。白い下着が透ける。サイゴンの、南方の顔つきが入った瞳の大きな少女たちがそれで街を行ったり来たりしている。こちらはカメラを持っている。オヤジじゃなくてもこれは撮りたくなると言うもんだ。

 タイ通いの私がこんなことを言うのもなんだが、女の子のアイドル的可愛さではヴェトナムの方が(南部しか見てないけど)上じゃあないかと。そんな愛らしい娘たちが、一様にきりりと背筋を伸ばし、自転車で街を行くのだ。


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