世界マンボ紀行

文・写真提供/パラダイス山元

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55.マンボで下血!?
 世の中がすっかり自粛ブームになってしまい、どこを見渡しても派手なライブはおろか、ちょっとした興業も中止になってしまったりと、さみしい世の中になってしまった。そんななか、東京のクラブシーンの中でも今や伝説となってしまった下北沢の“ZOO”で最終金曜日に行われていた“パノラマナイト”は信じられないような集客で密かに盛り上がっていたのだった。うっぷんを晴らすかのようにマンボで踊り狂う人達の姿は、まるで昭和三十年のマンボ大ブレイクのようなすさまじさであった。すし詰めの満員電車のような店内で、客同士もがきながら汗びっしょりで踊る様は地獄絵図のようにもみえた。東京パノラママンボボーイズの情熱のパーカッションも、客の汗と熱気でしだいにコンガの皮が緩み出す始末。もはやその勢いを止められるのは、いきなりフニャフニャのチャチャチャなんかで一瞬シラケさせておいて、再び激しいブゥーガルゥーで客を怒濤の興奮に巻き込むことなんかができるDJだけであった。そして、興奮した客がコンガをたたかせてくれと乱入という風景もやがて当たり前のようになってきたのだった。しかし、素人が叩くと曲のテンポにあわないのはおろか、へんに力んで叩いて、流血の惨事になったり、もっと酷いのになると何時間もコンガをジャックして叩きっぱなしで、その後フラフラとトイレに行って、驚いたことに鮮血を放出する奴とかが時に現れ大騒動になったりするのであった。元オルケスタ・デ・ラ・ルスのカルロス菅野氏も以前何処かで話されていたが、素人が急にコンガなどを長時間叩くと、中南米の人でも尿に血が混じる、つまり下血状態になるという。医学的な話はさておいて、この血は神聖な神の血とも言い伝えられ、下血する人はめでたいそうである。下北沢の“ZOO”は、いつもめでたい人でいっぱいであった。


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