MIKAの部屋 第七回
        Vol.2

聞き手・文責/中山慶太  写真/蜷川実花

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−−−読者の皆さん、いつも『MIKAの部屋』を愛読してくださってありがとうございます。先週は実花さん不在で失礼しました。実はあれから30分ほど待っているのですが、実花さんはまだ到着しません。まったく、最近の若い娘ときたら(と、雑踏でぶつぶつ)。

●MIKA:お待たせしました〜。ごめんなさい、待ちくたびれたでしょう。

−−−(とつぜん態度が変わって)いやいや、なんのこれしき。ぜんぜん平気です。

●MIKA:良かったあ。もう用事がぜんぜん終わらなくて、どうしようかと思った。

−−−用事って、交通関係ですか。

●MIKA:えええっ、どうして私が駐禁でキップ切られたこと知ってるのお。

−−−やっぱり、そんなことだと思ってました。で、クルマはどちらに。

●MIKA:(ケロリと)この先の路上ですけど。

−−−懲りてないなあ。それじゃあ食事のあいだだけでも、近場の駐車場に入れませんか。

●MIKA:そうですね。あ、今夜は私がとっておきの店にご案内しますから。

−−−どこですか?

●MIKA:あそこの道の対面(といめん)の、二階の串焼きやさんです。そうだ、あの店の窓際に座れば、おまわりさんがチョークを持って来てもすぐわかるじゃない。クルマも動かさずに済んで一石二鳥ね。

−−−その四文字熟語はこの場合、あまり適切ではないと思いますが……。

(串焼きやさんの二階、窓際に陣取るふたり)

●MIKA:う〜ん、ここからじゃあ私のクルマが見えないのね。

−−−まあ、他のクルマの動向を張っていれば大丈夫でしょう。さて、なにを食べますか。

●MIKA:串焼きって種類がいろいろあって迷いますよね。(メニューを指さして)私、こっからここまで全部。

−−−ゲロゲロ。本気ですか。

●MIKA:うそぴょん。

−−−がっくし。

●MIKA:おまかせします。私はなんでもオッケーなので。

−−−(店員さんに)この『串焼きセット』って、何種類くらい出るんですか。

店員さん:6種類くらいだと思います。

−−−じゃあそれをふたつ。

店員さん:(怪訝そうに)はあ、ふたつですか?

−−−ええっと、それじゃあひとつにします、とりあえず。

●MIKA:(去っていく店員さんを見ながら)中山さん、押しが弱い。

−−−いえ、串焼きのお作法をよく知らないもので、6種類では物足りないような気がして。「ふたつで充分ですよ」って、どっかで聞いた気がしますが。

●MIKA:なつかしの『ブレードランナー』のセリフですね。きっとこの店でふたつは多過ぎるんでしょう。

−−−そういえば、窓の外には酸性雨がしとしと。実花さんのスピナーは無事でしょうか。

(ここで店員さんがにこやかに戻って来て「今夜は10種類出るそうです」と報告)

●MIKA:やったあ、ラッキイ。

−−−なんだかよくわかんない店だなあ。で、展覧会(プライベートルーム2:前回参照)の準備は終わりましたか。

●MIKA:もう、へとへとになってようやく。来週はその話をお聞かせしましょう。


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