下野康史のホビー人間養成講座 第15回 『イタリア式趣味生活』 -1-
文/下野康史 写真/河野朝子
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僕の友達には趣味で自動車レースをやっているやつが多い。 ご承知のとおり、レースというのは金食い虫の巣である。人より少しでもおカネがあれば、人より少しでもいいマシンに乗れる。人より少しでもいいマシンに乗れれば、人より少しでもいいタイムが出せる。この三段論法が無邪気に信じられているから、レースが好きなばっかりに、40歳になっても結婚できない男なんていくらでもいる。それどころか、おカネがあればスペアパーツを買ってしまうので、何年も前に取れた前歯の差し歯がいまだに入れられない、なんてやつもいる。 かと思うと、このあいだ、イタリアで凄いやつに会った。フェラーリでレースに出るのを趣味にしている男。コスタンティーノ・ベルトッツィ(31歳)。“F355チャレンジ”のチャンピオン(97、98年)である。
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